2010-01-01から1年間の記事一覧

デバイス

今日も新しい箱がほどかれた 人は世界を食い潰していく ラインの外は硝子の砂塵 カラフルでつめたいリトグラフ 一分一秒、名を付されても 無数に生命は奪われていく 祈りを迷ううち迫り来る忘却 (やがて私もそれに含まれるのに) ほつれた言葉の行き先 ねじ…

生きてゆくこと

こんなわずかな隙間にも世界があって温もりがあるんだ

ことは

かわってゆく景色 かわってゆく思い かわらないということば かわらないということは それに抗うつよさなの かわってゆく景色 かわってゆく思い かわらないということは かわらないということば ゆるされてゆく思い

happiness

君の笑顔のために何をしようかと思い巡らす 僕の幸せとはそういうことなのかもしれない

世界が語りかけてくる言葉

世界が語りかけてくる言葉は はじめから僕の中に在るのか それとも何かに似た音なのか Hello,Locusta migratoria 君の声もどこかで聴いたよ

涼しい風

当たり前に君に会えるのはいつまでだろうね 涼しい風は心地良くてホンの少しだけ不安だ

夏は終わり

終わる気が無かったみたいなギラギラの夏 引き際が意外にあっさりで気が抜けてしまう お陰で妙な切なさも感じずに済んだけど 相も変わらず扇風機のスイッチを入れて アイスクリームをほおばる君 きっと癖になっているんだね 半分をとうにまわったセプテンバ…

Dream of You

Dream of You 遥かな道でも いつかきっと迎えに行くよ 君を夢のままにはしないさ

ラストシーン

もうここでおしまいね 正午をまわる防波堤 沈黙を破るクリティカルなレイン そっとしておいてくれる あなたの優しさは余分に寂しい 君の輪郭は霞んで歪む さざ波に酔うクラシカルなペイン 肩を弾く凍り付いた指先 ここまでは想像できていた ごめんねこんどう…

タイムリミット

残り2分で魔法が解けるなら ここから何も答えずに 121回のKISSしよう

僕の存在

気が向いたら探してみてよ そのガラス窓から見渡す景色のどこかに 僕もいま確かに存在している

ラビリンス

ここから見下ろす街は 昔やったテレビゲームのラビリンス あれは休憩所 あそこはどくの沼 むこうは魔王のすみか 約束の場所はここからは見えない 小さなコーヒーショップ 出鱈目な街の 出鱈目な秩序 気持ちはわずかに焦り出す 見えている事見えない事 迷宮を…

現実

全ての伏線が回収されるのは作り話だからだ 現実は思うよりもっとずっと複雑に出来ている

納涼

どこまでも終わる気のない夏も いつものように もうすぐ季節に綴じ込もう

on the earth

いまここに在る確かなこと

チュウキン

車も気持ちもここに止めてはいけません 鋳金製のこころのモザイク かなしみのブルー

弾けたもの

大切なものはわかる 大切な こと って なんだっけかな ジーンズのすそ 折り返しの砂をはらい 肩越し君をそっと見る ぱっと咲いた横顔 夜空に弾けた ついさっきまでの僕

もちかた

そうだよ こぼれないように おぼえておいて しあわせもおなじ

はじまりの日

いつからだってはじめられる いつだってはじまりの日は今日

じゃがり子

おおあたり

きらめき

きらめきを繋いで生きてゆきたい きらめきの中で再び君に逢いたい

一見果てのない それでも有限の空 残された地上からサラリ 落ちてゆけそなライトブルー あなたに辿り着けるなら 繕いかけのぼろぼろの翼 拡げてみたいと思いました いつか、会いにゆきます

でもそばにいるよ

なにも言わないから なにも思っていないのとは違う みんなみたいに上手くはできない ごめんね でもそばにいるよ

頃合い

いつの日からか止まっていた時間を 脈絡も無いこんな街角で見掛ける もうそろそろねじを巻くときが来たのか 照りつける太陽は容赦がないけれど

夏のせい

なつかしい人から連絡があって ことわる理由を朝から考えていた 夏の暑さのせいにしてしまったら あの人はどんな顔をするだろうか ホール前につみあげられた廃棄品 僕はあのがらくた達より先に この世から消えてしまうかもしれない そう考えるとほんの一瞬だ…

ファッション

年齢男女の別問わず 自分の飾り方を知っている人はかっこいい 街に出るといつだってそう思う 街に出るといつだって迷ってる

おててつないで

きょうも暑かったですね皆さまお体に気をつけてお過ごしください2010年 盛夏

呪縛

いつかは何もかも失われてしまうから このまま過日の想いに縛られることも 赦されないはずはないだろう 愛しい記憶に心が支配されるなら もう明日など無くてもかまわない たとえそれが呪いであったとしても

unforgettable

時をわすれて愛したのに 今はわすれ得ぬ時を抱く

GUILTY?

まるで何かの罰のような日射し 息を吸うだけで吹き出す汗 言い逃れも赦さぬ湿度 GUILTY? NO GUILTY 心当りはない事も無い 何処かの夏に置き去りの 微笑と溜息 透明な雫 或いは摩り替えた記憶 SO REAL な幻想