コトバナ2015
昨日ついた手紙を 初めてもらった手紙のように 枕の下に入れて眠ったの あなたの夢に出会えるように 電話の声が遠いから あなたの窓にも届いているはずの月を みつめながら 約束もなしに会えたあの頃のふたりに すこしやきもちをやいたわ 指先から流れ出す気…
世界の果てからアイミスユゥ うしないかけてたリリシズム 終われないというリアリズム ☆コトバナパラレル「-ism」☆
思っていることなど忘れてしまう 思っていたことさえ忘れてしまう ☆コトバナパラレル「and ever」☆
きらめくための準備は要らない ずっと前からはじまっている ☆コトバナパラレル「sparkling」☆
町いちばんというレストラン スクンビットで痛めた左脇腹 テーブルのふちにおしつけて ベイリグット・アイアムハッピー イエイ 水道水は飲んじゃだめ つよい訛りで教えてくれたね 栓をひねれば茶色の泥水 ありがとう 気を付けるまでもなかった へいへい「ス…
ゆるしてください わたしはやすらかな永遠からあなたの魂を抜き取ろうとした ☆コトバナパラレル「あなたを想うあまり」☆
うつりすぎる街の真ん中で ふいに行き場を失った きのうの新聞の番組欄をながめてみる ああすればよかったし こう言えばよかった それは正しい 後悔とはそういうしくみだ あのバスにどうしたら乗れるだろう 答えが書かれているかも知れないけれど 僕にはそれ…
配慮を充足させれば何もなくなる ☆コトバナパラレル「concern」☆
なにもなくさないと誓える 今なら でも今だけ ☆コトバナパラレル「瞬間風速」☆
信じ切った者だけに掴み取れる明日がある ☆コトバナパラレル「the another sky」☆
あともどりしようと決めても思っても 振り返ったその方向は前 ☆コトバナパラレル「前向き」☆
会えなかった1日 それはたったのいちにち ニジュウヨジカン 1440分 Eighty six thousand four hundred second こんなにももう会っていない 今すぐに会いたい ☆コトバナパラレル「long time no see」☆
東京にいたって独りなら お喋りしながら歩くわけでもなく 人通りのない早朝ということもあって 異国のくらしはさっき迄の夢のよう どこに行ってもどこかに行ってはしまわない 頑固なまでの心というやつ ついて来る影のように ときに重くときには軽やかに 目…
I driving slowly with the flow of traffic I go to buy Carte Blanches What she said that she like it so much Slow down to setting low gear More slowly For this love ☆コトバナパラレル「Carte Blanches」☆
The night has brought my finer feelings Sometimes I'm overtalk by telephone with you However I have just a only thing I want to tell you Selfish stones were slip my heart so slowly I open my arms and catched calm wind However my affection …
Have you thought about infinite things Such as the end of the universe Such as the end of the time Possibly have you dream of the infinite things Such as the never end of your life Such as the never end of your dream Maybe the infinite thi…
君に恋をする君は恋をする 君と恋をする君に恋をした 君は恋をした君と恋をした ☆コトバナパラレル「略歴」☆
必要な嘘もあろうけど 嘘ばかりはつらいね ☆コトバナパラレル「程度」☆
売り言葉も買い言葉も インターネットでとりひき可能な世の中です ログインID、パスワード、合言葉、第2暗証番号をそれぞれ別に設定してください 半角英数字、8文字以上、32文字以下、大文字・小文字は区別されます (注)セキュリティ強化のため、毎日変…
真夏の砂場でまっくろこげの きみの肌を焼いていた陽も 真冬のつめたい波しぶきの中 ぼくの心を裂いたあの陽も あれもあれもおなじたいようなんだって ほくはそんなことは信じない ☆コトバナパラレル「おなじひ」☆
きみをみつけたいけれど充電がたりない さんかくがよっつ揃っても何も起こらない ☆コトバナパラレル「poisoning」☆
世界は心をうつしだす いわば鏡のようなもの そうとは知らずに 無邪気に視線を投げかけている 君の横顔が好きだ きれいだと僕も思う ☆コトバナパラレル「鏡」☆
今日わたしは何ひとつとして嘘をつきませんでした この素晴らしき一日に考えうる最大限の皮肉を込めて ☆コトバナパラレル「エイプリルフール」☆
それに落ちるというよりも それとともに深くしずむのだ
ことばというものは さがすのだろうか つくるのだろうか うまれてはこない ことばはもとから そこにあるもの きったりはったり はったりきったり はったりだったり きっかりだったり あたまからしっぽまで あんがいっぱいつまった ことば ああ そうか そうだ…
たりないのは時間ではなくて たりないのは言葉でもなくて たりないのは想いであって ときに覚悟であったりもした 聴く耳をもちさえすれば 聴こえてくるものはある あるいは臆病な貝のように 流れる潮に怯えながら ☆コトバナパラレル「たりないのは」☆
シンガポールリバーを東へ マリーナベイからさきの世界へ その船はいざなわれていく 手を振るかれもしっているだろうか それに気づかないほどのしあわせで むねがいっぱいのようでもある こんな穏やかな日に上空は嵐で フライトは欠航のおそれがあります こ…
ひとくくりになどできはしないのに ことばではかたりつくせないのに ☆コトバナパラレル「テイスト」☆
火を見るよりも明らかにしたい それはわたしのあなたへの ☆コトバナパラレル「リヴィエィル」☆
その日わたしはどうしている 炭酸水の賞味期限であったり 為替手形の期日であったり 半年先の埋立ごみの回収日 わたしが決定に係らなかった さまざまな約束の大半が わたしの力が及ばなくとも 粛々とまもられていく 液晶テレビに打ち放たれた この世の終わり…