コトバナ2011 2Q
彼のトーン、彼女のトーン 皆ちがっている 似ていても どこかすこし違うね 僕のトーン、君のトーン かさねてみたら 似ている僕らも すこしずつの違いが響くかな 未来に答えは出せないから 僕らはいつだって迷うけど きらめくのかもしれない うまくいけばのお…
海だろうが空だろうがあなたに逢うため越えてゆく
ありふれているから 気付きにくいこと いつかではなく今 手にしてほしい大切なこと
花はやがて新たな芽のために去る 予め組みこまれたサイクルを 淡々と全うしてゆくかのよう 私は何処へ急ぐというのか いきるためのきまりに縛られて 崩れはじめる躯をつぎはいで ここも誰かが切り開いた道 私は血まみれになることなく いつか通りぬけてしま…
じぶんからわかろうともしないで わかってほしいだなんてむりだよ じぶんをかえられやしないくせに かわってほしいだなんてむりだよ
言葉より想いより 在る、ことは尊い
何かをこの手にするたびに 失うものは増えていく もうすでにこの場所にない 幾つもの想い 様々な願い いちどだけ来る世界のおわりに 君がとてもきれいだったと 忘れたくない 私が私を失う時が来ても
雨をたくさんもらってうれしそうな花の表情を見れるのが梅雨のいいところ 君のいちばんいいところを言うんだったね 待って、たくさんあって悩んでいるんだ
これまでの このままの ここからの イ ノ チ 。 抱き締めたい
過ぎた時の何処へも僕らは にどと帰れはしないけれど 踏みしめたひとつずつの足跡が 心の居場所を築いてきたこと いつかは君も気づくだろう 「きょうがいつまでも続いてほしい」 わかるよ でもね 明日もきっと楽しいと思うんだ
ポケット忘れたペーパー・クリップ つまりは一年前の必要性 とれかけた首の人形が あたらしい包みの中のそれに 引き継いでゆくものは くりかえしくりかえし 歴史という名をもつ日 ポケットに転がる世界 過ぎ去りし日々のパスティーシュ
傷つくほかにないなら甘んじて受け容れます もはやすでにどれもこれも済んだ出来事 聞こえないのをいいことにひとつ正直に言いますが あなたの言葉はいつだって正しくて嫌だった
きらら きらめく ひとしずく あなたに零れる なみだのかたち ゆらら ゆらめく しめつけられてた むねのつかえは まむらさきの花の茎 きらら きらめく そのあたり あなたがひらいた ゆめのなか さめないで
そのまほうがやがてきれて せつなくなるとしっていても みつめずにはいられない
きづくこと それはいきていくしるし きづつくこと それもいきているあかし このめにうつるものをむだにしたくない
届きたい空 駆けのぼる意識は 高く高く 雲の果て あなたが あっ て目を見張るところまで 走ったら 引き返そう あそこは空気がうすいし 羽根がないとくらせない だから すこしだけ いまだけ
ずっと、わすれない それはいまだけの気持ちでもいい ひとはわすれてゆくものだから たしかなものなどなにひとつ、ないから 憂いが明日を毀さぬように 時のゆるすかぎり ただそばにいてほしい ここにあるいのち ここにあるいのり ここに在るわたしたち ずっ…
皆すきだよネ カテゴライズ ラベライズ レベライズ だけどたぶんネ ほかの何でもナイ アレだってそう ボクだってそう キミだって 単一のクライシス
かぎりあるときのなかの これまでと これから あなたとともにあることの しあわせをかみしめて いきてきたのです いきてゆきたいのです
いち にの さん でここから出たいのに まわりくどい神々が視界をさえぎっている
思い切りがよくないのも丁寧といえば聞こえがいい 意識か無意識か常にそういう言葉に変換できるひとだった 話に耳をかたむけていると痛み止めのように心が和らいだ かずかずの失言のたびあのひとのことをおもう 何をたべればそんなにやさしくなれるのときい…
ことばにこだわるあまりに こころをなくしてしまったのね
どのみち今日は終わるけど 明日が始まるかどうかはわからない せめて一日をわらって終わりたいよ あなたはなんにもしらないくせに 目も見ずドアはパタンと閉まる すこしくらいはしってるんだよ すくなくともほかのだれかより これが最後だったらとても困る …
こわれるほどだきしめてこわれてもだきしめていて
あなたの存在そのものを 誰に謝る必要もないのです 堂々と生きてゆきなさい 花のように、強く
いまある命をかがやかせてほしい 校長先生は云いました かれらはかがやいてゆくでしょう いまよりもっときらきらに 私はといえばどうだろう かがやいているだろうか 否である きれいな世界を遺せずに 不平不満をつぶやいている 私も命をかがやかせたい いま…
十年分の手帳を捨てた ひとつひとつ馬鹿丁寧に 千切ってシュレッダーにかけて 必要な過去など存在しない 今と明日があればじゅうぶん さよならです いままでの私 さよならです いつまでも来ないいつかのために 置いておかれたことばたち
こんなに花も空も鮮やかなのに あした君が笑顔かどうかばかり気になって
がんばってね がんばらなくていいからね はんたいの言葉でも思いは似ている たくさんの人びとが あなたが元気になってほしいと思っている わたしもそうです あなたと世界を生きてゆきたい
そういう人、と決めつけるほどあの人のこと知らないのでしょう レッテルは両面テープになっていてこちら側にもよく貼り付く