2011-06-20 サイクル コトバナ2011 2Q 花はやがて新たな芽のために去る 予め組みこまれたサイクルを 淡々と全うしてゆくかのよう 私は何処へ急ぐというのか いきるためのきまりに縛られて 崩れはじめる躯をつぎはいで ここも誰かが切り開いた道 私は血まみれになることなく いつか通りぬけてしまうだろう 遅かれ早かれ物語はおわる 惜しみ無くめくられてゆく日々 舞い散る花弁もひとひらの詩 私がすべきことはそう多くない けれどせめて言葉を