サイクル

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花はやがて新たな芽のために去る
予め組みこまれたサイクルを
淡々と全うしてゆくかのよう

私は何処へ急ぐというのか
いきるためのきまりに縛られて
崩れはじめる躯をつぎはいで

ここも誰かが切り開いた道
私は血まみれになることなく
いつか通りぬけてしまうだろう

遅かれ早かれ物語はおわる
惜しみ無くめくられてゆく日々

舞い散る花弁もひとひらの詩
私がすべきことはそう多くない
けれどせめて言葉を