沈黙の意味をあなたが知る日まで

春風にゆれた恋だった 過去は黙ってそこに在って 幼い猫の産毛みたいに 頬を撫でてくれた 裸の胸をぴたりとつけて 何時間でも 抱き締め合っていたかった 優しさと信じたもの それはひとひらの記憶 真夏の熱風にしおれたふたり 届くはずだった誓い

ご．．．５４才．．．Σ(￣ロ￣lll) こびとさんのところで教えてもらいました。 ブログ通信簿

僕といっしょにお散歩しませんか あなたの涙がかわくまで 忘れたそらがみえるまで

糸がきれてしまった凧みたい どこかでふっつりと途切れた あのひととのカンケイ どこからなのか知らない だけど切れている それだけは嫌になるくらいわかる 力をどこにもこめずに 離れていくわたしたち 追う気にもなれない真夏の日差し はてさて凧はどちらで…

なんでもない一日だって 分子レベルの些細なできごとが 集まって私を変化させていく 私たちは時を生きているようで 本当はそうじゃないよね 土と水 ひかりと温度 そのすべてがゆっくり揃い やがて鮮やかに花ひらくとき 時が来たと人々は云う 穏やかな日々の…

いつもどおりの朝なんてどこにもないんだよ おはよう よく眠れたかい

君に似て ピンと背を張る たちあおい 誇らしい顔 愛しい君よ

燃えあがれ すべての憂い 焼き切って

まぼろしと 決めた想いに 恋焦がれ

振替輸送の列車をはじめて利用した 雨で線路が水没とか何とか言ってたようだ ヘッドホンのスティービーニックスが遮って よく聞こえなかった 切符をわたすおねえさんに帰り方を尋ねる 「２番線の電車にのって鶴橋で乗り換えてください」 簡潔で完璧な回答だ…

だいじょうぶだよ きっとうまくいく

きみに会うまでは 人ごみに心をかくして 街角の歌に耳をふさいで ぼくはぼくを守ろうとしてきた 信じるものはなにもなく ころがる坂もない石ころだった きみに会えてよかったと 心から思う 明日を恐れずに歩きだす 勇気をくれたから

その苦しみを 優しさと告げられて 思いがけず 流れ行く景色さえ 否定したかったこの僕に 君の錯覚は わずかな波風をたて 胸の暗がりを透過した