2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧
みぎにもひだりにも揺らぎながら ひとつしかえらばれない時間のます目は もれなくきちんと埋められていく
いま散るもう散るよと 気が気でない薄紅のころよりも すべてのことにかたがついて さあ とはじまるかのような 緑々としたこの風はすき いさぎよく みずみずしくて すこやかで それは幼い日 背伸びをしてみた あのひとの横顔にちょっと似ている
まいにちひとつなにかを良くしたら 一年後にはうんといろいろ良くなってるはず さてそこでなにが良いかを考えているうちに きょう一日はもうおわろうとしています またあした考えよう
それぞれのしきたりにしたがって 運ばれていくはるを見物していたら もうあの花もさいているのかと思ったり アイスコーヒーの貼り紙などもあって 気の早いつぎの季節の気配がしたのでした きびしくながいふゆなど忘れたかのように それはふるまいというので…
なんの「ため」に生きるかは自分できめたらいい だからこそわたしは途方に暮れていく いつだってかえれると おもいながらかえられないことのかずかず だいじにしてるといいながら おきざりにしてきてしまったことのかずかず 自由はほんのすこしだけあればい…
ひとまわり行き終えたなら 最後の恋を始めましょう もうずいぶんときみを待たせてしまったね 遠い記憶の約束にしたがって ひかりの庭でただひとつの
かつてあなたがそういうひとだった この季節にはおもいだします つめたい空に馴染んだこころを パステルカラーに仕立て直す 抗えず この身委ねる 春の勢