2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

何かの

何かのためにそこにあるのだろう 何かの役にたっているのだろう 僕も 何かの

久しぶり

久しぶりの海が怒っている

キックオフ

地図をみつめていても どこへも行けはしない なにかを決めて すすんでいこう えらぶのは君 えらぶのは僕 それぞれの みらいへのキックオフ

not

問わないことが ひとつの問いとなることがある 答えないことが ひとつの答えとなることがある 音なき秋の終焉

crimson

生まれかわれるとしたら もういちど薔薇をえらぶの 抱きしめたい 傷だらけのみらいが みえてしまっても 君は孤高の真紅

問い

急に冷え込んできました もうすぐ雪がふりそうです 胸の引き出しに仕舞った 永遠に届くことのない便り 傍らで幼いきょうだいが 毛布を被ってオバケごっこを始めた あなたともっと歳が近ければ こんなふうにも遊べたのかな わたしのこころのなかで かなしみと…

ふつうに考えたら

ふつうに考えたらさぁ ふつうに考えたら 人それぞれに ふつうが違っていることにも 気がつくはずです

がんばって

紅く染まりはじめた防波堤 かえりみち 自転車とめて みずいろのジャージの袖ごし きみはぼくの手をにぎりしめた がんばっているのに もっとがんばれだなんて これいじょうはがんばれない ぼくはうつむいて吐きすてた きみはなにもいわなかった ふたりはそれ…

モーニングムーン

みえないことにかこつけて あなたのきもちをきずつけた 午前6時48分 くっきり空に映る月 わたしの悪事を暴くよう ひかりを探しているうちに ひかりの意味をうしなった 彷徨ったのは夜でなく わたし自身の深いくらやみ 思いこみ 囲いこみ 塞ぎこみ 月はわ…

たらこ

夕飯にたらこをたべていて 思った ぼくたちは 無数のいのちの上に立っている たべるたびに思ってるのかもしれない ぼくはとても忘れっぽい あれはいつの冬のこと むしもころさぬかおをして たらこたらことうたう少女を 皆かわいらしいと拍手した ぼくもそう…

トリミング

きれいにうみをみせたくて よぶんなけしき トリミングトリミング きみのこころをしりたくて よぶんなことば トリミングトリミング だいじなところ きりすてないよう きをつけて だいじなおもい きりつけないよう きをつけて トリミングトリミング トリミング…

存続

在り続けることの厳しさを 町もヒトも刻んでいく

やさしい

やさしいことばをありがとう やさしいきもちをありがとう

started

時の流れに抗えないなら 目一杯 生きていくしかないじゃないか 僕は行くよ 最期のためじゃない 始まりのひかりをみつけに

正しい角度

地球はまるいのだから この角度が正しいって 可能性もあるわけで はて 正しさって何だっけ イメージなのかもしれない

A part of ...

或る日のあなたの歌声に 誘われて行く波打ち際 地球の裏側まで 透けてしまいそうな渚 ここで幾千幾億の いのちがうまれて きえて 砂になりました 水になりました いきていくことの輝き 信じることができたとしても 答えは訪れないでしょう いきてきた時の瞬…

マーマレイドジャム

ぼくの内部に繋がった スパイラルダクト 保冷材は剥がれてて なまぬるい痛みが流れ込む 結露で滴るうすい血のあと 手暗がりでとりだした マーマレイドジャム 甘いの 苦いの ひび割れに 塗りこんでみようか 蓋がすべってひらかない せつないような ほっとする…

気掛かり

季節の風がはこんでくる 傷口を撫でる優しさ かわらずにいることを ゆるさない厳しさ 今日のつめたい風はどうだろう 君が凍えていないか気掛かり

幾度となく選んできたわかれみち 渡ったばかりの橋は焼け落ちた 一分時を戻せたら 掴んだかもしれない幸福 あるいは炎に巻かれてそれっきり 泡立つ心を制し次の一歩を模索する 目前に拡がるけものみち 時間はたっぷりあるようで こうして迷う間にも次々失っ…

not found.

確定した事実を 語る言葉がみあたらない 夢よ醒めないで 嘘のままにしてほしい