コトバナ2011 1Q

信じるということ

あなたを信じるということ 信じるとは揺るぎないということ それは願いよりもつよく 望みよりも確かということ

いのり

いのちが希望のひかりであり続けますように

本当の事

本当の事は隠されてはいない 語る言葉がみつからないだけ

だから

いまだからできること いまだからわかること

また、

また わらいあいたい おなじ景色を おなじ花をみて これまでどおりのわたしたちを また 近い未来

リライト

ボタンひとつでなかったことにして もういちど最初からやりなおせたなら きっと僕は何度でもだめになるのだろう 結局、という言葉はきらいだけれど 結局僕は僕を生きていくしかないのだ

些細

わたしが想う永遠など取るに足りない

儚いもの

よくよく考えてみれば 自分より長くこの世界に存在してゆくもののほうが多い 花のようにうまれかわってはゆけないものだろうか いのちを差し出す覚悟もないけれど

コラージュ

はりつめた静寂の向こうに 今日が正しく収束してゆく 泣きながら貼りなおそう やぶれた夢のコラージュ

キオク

きみのことはずっと知ってる やさしい気持ちになるたび思い出すんだ 遠く過ぎ去りし時の記憶 再生のコントラスト

花はじめ

彩りはじめる季節をみにいこうよ

あとまわし

いまあとまわしにしたいとおもうことは あしたもあさっても来週も来年も きっとあとまわしにしたいんだとおもいます できることをできるだけできるまでやろう

繋がり

いのちはどこかに繋がっていく

三択

どれかひとつ 冗談で済ませられるとしたら 過去の自分を? いまの自分を? 未来の自分を? どれもえらばないなんてこたえは聞き飽きている どうして君は君の人生を生きようとはしないんだ

変化

ものの見方は毎日わずかに変化してゆく 流れていってしまうのは時間ではなくて私

背信

逃げ廻るばかりの自分に やがて言い訳も尽きた まっすぐ前も後ろも見る事が出来ない そのどちらにも鎌を振り上げた死神の影 祈り続けたあの人は逝った あのひとも あのひとも 私の隠された過去と一緒に それでも手を握り膝を折り くらやみに問いかけていた …

w h . .

ほんとうの優しさとは何でしょう w h a t よりもむしろ w h y

リクエスト

僕が時を止めている間に愛していると囁いてください

ツケ

明日しぬかも知れなくて もしそうなったら黙って 受け容れるしかないと思う 気にしてきたことのすべて 失ってしまうもののすべて 数えるだけで何日もかかる 日々を台無しにしたツケは ガムテープでぐるぐるまきにされて 今朝まとめて押しかけてきた

スウィートルーム

かなしみのスウィートルーム しんしんと雪が窓をぬりこめて 冷気が胸のわずかな隙間に 吹き込むからたまらない 苦しくともなんともない わかりやすい痛みがあるだけ コカ・コーラの気泡が次々と 心の居場所を深くする 粉々チーズの乾いた夜明け どんなに遊ん…

さよならのかわり

さよならのかわりに突きつけられた刃を 音もなく胸のなか仕舞い あなたを憂い祈りましょう その刃が自らを傷つけることのないように

サプライズ未満

いつか突然起こる驚くべき出来事は どこかで粛々と準備が進められている

思い出すこと

嬉しいことも楽しいことも たくさんあったはずなのに 思い出すのは君の泣き顔ばかりだ 夕焼けに背中むけて 明日なんてこなければいいね あのとき君はいって 僕もうんと頷いたけれど 明日はなんどもやってきて 君はいまでは悲しみだけになって 僕はこの景色に…

ふたつきりでいい

選択肢は多いほうがいいだろうか 100の中から選ぶには 僕には時間が足りなさすぎる 押しよせては引いてゆく 波のようにふたつきりでいい そしてすこしばかりの強弱をつけて きみのもとをいったり来たりして 途切れることなく繋がれたらいいのに

あのひびのかえりみち

あのひとおなじみち わたしはかえります あのひとおなじきもち あのひととおなじみち あのひびのかえりみち あのひとはいなくても

ストック

何かのときにとっておくものは だいたい何かのときには間に合わない ぜんぶとはいわないけど それが気持ちだったら尚更 想いをストックしすぎたら あとからなんてさがせない すきならすきといわなくちゃ 今の気持ちを伝えなくちゃ 空き箱に昨日を詰め込んだ …

順序

恋をだれかとする だれかと恋をする いるかもしれないだれかの話 あなたはどこにいるのでしょう 先ず恋があるのではないのです

on the TV

3Dなんて本気でイケルと思ったの 暮れの新聞記事に首ひねりながら 直径23光年のシャボンに想いを馳せて ハイボールのtabシュプリと押しこむ 32インチの画面せましと踊り狂う ジーザスクライストスーパースター 小躍りのマイチルドレン いつもとかわ…

境界線

見えていないだけの事も君がないといえばそれはないのだ たとえ私がてのひらに真実を乗せてさしだしていたとしても

ファースト・サンセット

登る陽より沈む陽のほうが綺麗なんだ わらう君に言い訳つくろい 駆け足で来たファースト・サンセット 祈るなら このトキを 願うなら 君との明日を 何度でも そう何度でも