背信

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逃げ廻るばかりの自分に
やがて言い訳も尽きた

まっすぐ前も後ろも見る事が出来ない
そのどちらにも鎌を振り上げた死神の影

祈り続けたあの人は逝った
あのひとも あのひとも
私の隠された過去と一緒に

それでも手を握り膝を折り
くらやみに問いかけていた
何を信じればいい
何を信じればいい?

くらやみはつめたく口を割る
信じなくてはならないものは消えたのだ