2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧
リヴァーが死んだ日 ぼくは 「HOME ALONE」 を観て 笑いころげてた 人のかなしみは どこからどこへゆくのだろう ぼくが死んだ日 だれが泣いてくれるのだろう
きみの言葉を忘れたくて 忘れたくて 忘れたくて 忘れたくて 胸に深く 刻みつけてしまった
違う世界を映した鏡の中に時間を溶かして 黙りこむ海をみていた 水の結晶のようによくできた繊細な 心という名のオブジェ 空につながる場所 潮騒 波 永遠に 痛みを抱いてここに来るのは簡単なこと 何もかも忘れてしまうのは簡単なこと ただ 満たされないのは…
かなしいときやつらいとき 私は宇宙のことを考えてみる ケフェウス ペガサス カシオペヤ ペルセウスにトリケラトプス ...そんな星座はなかったか どれがどれだかわからないけど みえるのかどうかも怪しいけど 私がみる星のひかりは私のもの グランデサイ…
ハートブレイクは 玉ネギよりも目にしみるね ココロがふたつ マナ板の上で ぐったりしているよ
きみと選んだティー・カップ 食器棚の一番奥にみつけた 一緒に暮らし始めたあの頃は 街中の何もかもに立ちどまったよ きみがいなくなったこの部屋は あれから何も増えてない ひとりであるく街並みはひどく震えてる “もう一度やり直せたら” バカだね そんなこ…
さようならをしたあのひとは メイプルシロップが好きでした ヨーグルトにメイプルシロップ 手作りソースにメイプルシロップ パンにもたっぷりメイプルシロップ メイプルシロップの瓶をみるたびに あのひとを思い出しては手にとって 暖かかったいつかの夕食を…
世界が終わる日もあなたと手を繋いでいられますように
「分」・「厘」・「毛」とさかのぼっていくと やがて「刹那」にたどりつく それは瞬間よりも儚いきらめきなのだろう 「万」・「億」・「兆」から先には馴染みがないが そのうち「那由他」に行き当たる ことばだけは知っていたが途方も無く遥かな世界だ その…
夏のあいだに芽吹き葉をつけ 日照りも強風も大雨もあったけど すこしずつ着実に茎をのばし 心地よい秋風の舞う庭で ようやく花をつけました 爽やかないのちの輝きの色をして 皆が待ち望んだ笑顔 季節はずれのうれしい贈りもの さあさあ 素敵な一日のはじまり…
今日 私はあることに気がついた 夜空に瞬くひかりの粒は ほんとはとてもおおきくて 地球の何倍も力強い でも だれにもさわれない そんなこと思うと私たちはひどくちっぽけだね 今日 私はそのことに気がついた あなたを愛した こんなちっぽけな私の世界も 本…
秋の夜長に飽きもせずあたらしい繊維を心のちいさな繭からたぐりよせてあなたへのあたらしい想いをなんども紡ごう
あなたを照らす光のなかに僕が永久に含まれないとしてもあなたの幸せを願う心は真昼のそらの星のように視界のむこうで絶えることがない
ひらひら ひらひら ふたりきり かろやかに渚へ着地して さらさら さらさら 天たかく 砂のお城をこさえましょう 水かけて 足でふんで かたくして ちらちら ちらちら 合図して はらはら はらはら 旗たてて あらあら くらくら しちゃうほど りっぱなお城ができ…
いつもより早い電車の吊り革に いちにちぶんのつかれを預けて 君住む街にさしかかるころ 顔あげると目にとびこんだ ――“新婦=妊婦”に優しい「授かり婚」プラン―― ...言葉には 何通りものいい方があるものだと ひたすらに感心する 耳に優しくきこえる言葉…
心に刺さる棘をひとつひとつ抜きとると それはたくさんの詩になった 目を伏せたくなるような痛みで編んだその束は だれにも受け容れられず 繊細と云われ 可哀想と囁かれ 避けられ 捨てられ 忘れられ 僕は沈黙の闇に落ちこんでいった そしてやがて時が経ち 人…