宇宙のことを考えてみる

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かなしいときやつらいとき
私は宇宙のことを考えてみる
ケフェウス ペガサス カシオペヤ
ペルセウストリケラトプス
...そんな星座はなかったか
どれがどれだかわからないけど
みえるのかどうかも怪しいけど
私がみる星のひかりは私のもの

グランデサイズのエスプレッソ片手に
買い込んできた宇宙の本を端からめくると
書いてあることはだいたい同じ
星は壮絶な爆発とともに生まれまた死んでいる
ハッブルが手にした色彩は今日も私を魅了する
宇宙のフシギ解き明かすサイエンティストに
感謝のアップルパイ焼いて贈りたい

それは傍らの栗タルトにちらと目をやると
吹き飛んでしまうような真実だけれど

宇宙のことをうまく考えられた日は
すうっと気持ちが楽になる
果てしない宇宙の片隅で
名に星を冠したカフェの小さなオープンテラス
大きく伸びをひとつして
私はまたなんとかやっていくだろう
幾千の星のすがたを垣間見る
このすてきなコンクリート・ジャングルで