夏のせい

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なつかしい人から連絡があって
ことわる理由を朝から考えていた
夏の暑さのせいにしてしまったら
あの人はどんな顔をするだろうか
  
ホール前につみあげられた廃棄品
僕はあのがらくた達より先に
この世から消えてしまうかもしれない

そう考えるとほんの一瞬だけ
ぎらぎらした陽射しに押し出される汗が
何か愛おしいもののように思えた
夏のせいで構うもんかとも思った