2012-01-01から1年間の記事一覧
完璧なんて疲れるだけさ 本質だって突き詰めればイメージ しずかな夜にたゆたうくらげムーン
新しい酒は新しい革袋に 新しい君は新しい世界に
わかりやすい稀少性 相対的な充足感 硝子細工のメルクマール いずれ嘘になる誓い
「思っている」ことなんて痛くも痒くもないものだよ
いまここに在る あなたの知らない未来 知り得ない未来 拝啓、愛しい人 世界はきょうも終わらずに 明日を迎えようとしています
時がきたら惜しみなくひらけばいい せかいはきみのものだ
何のため それは始まりと 告げる勇気のため
美しい死などというものは 生者の慰みに過ぎない
あしたきみに問いかけてみよう いまからでも間に合うかどうか きみの色に耳を澄ませて訊きたい
数年来の仮説とその検証にもとづきこれからは ときめきの大きさをすべての基準といたします
さんざんむだにつかったのだから じかんがたりないのはとうぜん なにをいまさら 無計画 無鉄砲 何とか冬をこせたキリギリス ちゃくちゃくとひらく花らに すっかり遅れをとっている ぼんやりしている暇はないのだ 急げ、春は短い
あなたへ祈りがどどくとき わたしはどんなかたちだろう 運命はかえられない あなたのことばを肯定し その意味を否定する ないものはかえようがないのです
さわりもせずにつめたいと どうして言えたのだろう つめたいのはあのひとではなかった
きょうはいちにち得をした とおもった きみはどう 4年前はなにを話した もうわすれた 今日誕生日のひとの話は もっと前 きょうもおわる きのうとおなじ速さで あのときもおなじ速さで あしたもおわる そして 4年後きみに話しかけたい そのまた4年後も そ…
似た景色はどこにでもある 乱暴に辻褄を合わせてまで 特別と思いたいことは何
人体を構成する水の量と 世界を構成するイメージの量は 比率が拮抗している
いつか掴み損ねた星屑は 波間にきらきらきらめいていた そこに居るのもためらわれるほど だれかとだれかの世界では 君や僕は生きてゆけなかった その塀を乗り越えて物語は続く 君と僕とはおなじ世界で ことばを確かめ合えているのか それともことば以外の何…
せちがない世の中もあと10年したら あのころは良かったねということになる みんなあのころがすきだから 僕の至らなさを端からならべて かるた取りでもするつもりなの 皮肉にもそんな君の瞳はきれい 昨日の昨日話を蒸し返さないように あのころ話を小出しに…
その日は あの日ではなくて ならんだ数字がおなじってだけ あの日と違う君と あの日と違う僕は あの日と違うコトバ交わせる
きのうのことを責められたって きのうには戻ってはやりなおせない 机の引き出しにタイムマシンはない きみはぼくをゆるせないわと言う 帳消しになんてできないわと言う 帳消しにしようとなんて思っていない きのうはもう手の届くところにない 怒る理由を全文…
まもれない約束をしたいんだね あのとき君がきれいだったと その記憶だけさいごに欲しい
心をきめてリセットボタンを押したのに 再び現れたのは相変わらずの僕だった 字幕のすみにちらちらうつる からあげみたいな人の頭眺めていたら なんだか笑いがこみあげてきて ポップコーンが大変なことに 電気をプッツリ落としたようなエンドロール 似た場面…
なにをしてもうまくいかない そんなときがある あっさりとぜんぶうまくいくときもある たまたまその日が きょうであったり なかったりするわけだ きみはどうだった きょうのじぶんが いちばんふるくて きょうのじぶんが いちばんあたらしい 矛盾をかかえてい…
とりあえずだって何だったって 始めたことには意味がある それなりの価値がある
心の奥底で密かに燃えるものを 情熱と名付けられるのなら その熱に侵され尽きてしまいたい
いちごどっさり
鳥として生きることの厳しさを 知ってもなおなりたいと望むだろうか 鳥にだってきっといろいろな悩みがある たぶん人は飛べないほうがいい 憧れだけにしておいたほうがいい わたしは決してそれを望まない ましてや苺のケーキを目の前にしている今は
夢みたいに優しい海に手をひかれて あなたが行った足跡を そのうちわたしも辿るでしょう 果てしない旅路のそのさきで いつかきっとまた会える あなたがわたしをわすれていても わたしがあなたをわすれはしない この世界があなたをわすれても わたしはあなた…