コトバナ2009 4Q

終了。

吐き出した痛みは結局 自分に還ってくるから やってることは事は堂々巡り きらめく橋をわたったら 君にあわせる顔もない オカケニナッタバンゴウハゲンザイツカワレテオリマセン なんだ丁度いいじゃない 世間は広くて僕は馬鹿 いまのとこ分かってるのは以上 改めて気づくほどでもな…

電話

電話が鳴るとドキリとする その知らせはもう来ないのに

異邦人

ある日の飲み会 会話の90%以上イングリッシュ (またはシングリッシュ、その違いはわたしには不明) さっぱり入ってゆけませぬ 何しろ普段の母国語だって 相当怪しいくらいですもの さしだされた手はマシュマロ わたしは両手で握り返した アイドルですか市…

あのとき

妙案浮かんでも伝えられはしないのに あのとき何て言えばよかったか そればかりが気がかりで 時に見放されたことを知らなかった

生きる

ここでおわる物語は わたしたちが語り継ぐ 生きるとはそういうことです

空を手に入れても

空を手に入れても君がいなければ虚しいに違いない

ブロークン

そのビールを飲み終えたら アクアマリンの船底に こわれた心を沈めましょう

美しい時

いのちのいちばん美しい時を 見過ごしてしまわぬよう 胸を張って生きたいものです

月より

月ぐらいなら飛んで行くのに それよりもずっと遠いんだね

時の岸辺にて

どこへも戻るみちのない 時の岸辺に立ち留まり つめたい水に閉じられた あなたのこころを想います 失われる息に間に合わぬ 不肖な私をお赦しください どうかお気をつけて どうぞお気をつけて 本当はすこしくらい ふりむいてほしい

覚悟

いざってとき役に立たない覚悟なんて意味ないじゃん

アローワンス

むりに想いを曲げてでも 楽しく振る舞えばよかった かなしみのアローワンス こころばかりが擦り減って あなたの視線も失った

あのよ

あのよなんてありません しんだひとはもうずっとしんでいて よろこんだりかなしんだりしません ああ それでも あなたにあってそして おしえてあげたい あやまることなどなにもなかったのだと このかわをわたればいいの?

逆さま

ゆっくりお茶でもしたいんだけども どうにも世界が逆さまです 僕が狂っていないなんて証明できない ごめんなさいすみません ちょっと泣いてていいですか

ハイビスカスと秋

春の休みに枝を刈った ハイビスカス そうしておけば秋には きれいに花をつけるから あなたは痩せた手を布団からのばし はさみの場所を指さした 私は腕まくりで背を伸ばし あるいは階段から身を乗り出し 丹念に木を丸坊主にした 掃除を手伝うと言ってくれた …

識らぬだけの者

識らぬだけの者を嘲うべきではない 経験のないことは目の前にあるだけで脅威さ そういつか誰かが君を嘲ったからといって 君があの日どんな顔で彼を見たか思いだせるかい

暴く光

すべての嘘を暴く光に照らされたなら どんな顔をして立っていよう

君と僕を繋ぐものそれは 何も空ひとつきりではなくて つよく想いを持てるなら どこからだって繋がってゆける

こんどは

こんどはきみをつれてこよう 思うだけでなくそう決めよう

想いとひきかえでも

一切の想いとひきかえに 痛みのない世界が手に入るとしたら 私はそれを択ぶだろうか よろこびも かなしみも 心地よさも 苦しさも いとしさも 憎しみも あらゆる想いを失ったあとで それでもあなたとは 生きてゆけるのだとしたら 私はその世界を択ぶだろうか

もうすこし遠くまで

何もかもいつか失われてしまう たしかに君の言うとおりだけど きっとね それは今日じゃない 明日を憂うのは明日でいいよ もうすこし遠くまでいってみよう

やつあたり

愛するのか傷つくのか 較べて海へ八つ当たり 胸の窪みに打ち寄せて 返せない波をどうしよう

OPEN

こころひらいていれば きっといいことある きみとわかりあえた日も たぶんそうだった

とっておき

とっておきにしましょ きみは すっとぼけて さ あっちむいてホイ とっておき だなんて とっておき のままに なるにきまってるんだ いますぐにキスしよう さ こっちむいてハイ

No Entry

心を深く閉ざしながら それでも君が入ってくるって 僕はどこかで期待している

帳消し

この灯りが終わるころ すべてが帳消しになっていたらいいのに あなたは何て言うだろう もしもとなりで聴いていたなら あなたは何て

真実など要りません 事実を識りたいのです 有るべきを語るなら 在るものを観てから

駄駄

思っていたのに だなんてそれ 思っていた だけなんでしょう