コトバナ2014

プロフェッショナル

奇跡に賭けた時点で勝敗は決している ☆コトバナパラレル「プロフェッショナル」☆

Farewell Cafe

さよなら以外の言葉でおわかれしたら いつまでも終われなくなってしまうよ イングリッシュマフィンのざらざらが 気持ちのひだを刺激する 遠ざかったというよりも 近づいた気になっていただけね ひとりよがりに描いた地図は 几帳面に折りたたまれていく 似つ…

3h

片道3時間のみちのりを 近いとするか 遠いとするか 感覚は人それぞれで 人ひとりにとってさえ ときによって思うところは様々だ 時間は無駄にすることもしないこともできる その結果はまるごと自分だけに還ってくる オーバーアクションに踊る肘がちらちら 証…

音量ツマミ

すきもきらいも音量ツマミみたいになってたらいいのにね ホントダネ 気のないような返事して あなたの背中の右あたり とけいまわりに そっとまわした ☆コトバナパラレル「音量ツマミ」☆

ムカチュク

ムカツクってかんじたときに ムカツクっていうのはやめにして ムカチュクっていうことにしない もう、なんだか、ムカチュク ほら、 きみのそのえがおがすき もっとモットわらおう ☆コトバナパラレル「ムカチュク」☆

嫉妬心

次があるかもわからないのに 花のように見事には散れない 咲き誇るあなたへの嫉妬心 そこから眺めてどうでしょう 人にうまれかわってみたいですか 否ときこえる気もするし 是とわらっている気もするし ☆コトバナパラレル「嫉妬心」☆

春唄

辻褄など必要とはしない春の陽気に 儚さを讃えながらもちからづよく 我も歩みを進めようやと軽やかに唄う ☆コトバナパラレル「春唄」☆

目的地

歩いても歩いても着かないのなら むこうが遠ざかっていないかとか 地球の回転方向に逆らっていないかとか 立ちどまって考えてみるのも手だ 知ってることより知らないことの方が まだまだ圧倒的に多い世界に僕はいる ☆コトバナパラレル「目的地」☆

スルー

時がすり抜けて行く時をすり抜けて行く 僕はどちら側? ☆コトバナパラレル「スルー」☆

この時

あのワイン売り切れていたよ ほどけるマフラアに手をかけて ひとさし指があたる頬から びりり胸にくる小さなイナズマ 買い置きのシーバスリーガル それでいいよ氷だけでいい つめたい私があなたの温度で とけ出すところ眺めたい 週末は雪になるみたい あの店…

家路

もしもの世界でも まさかの世界でも 僕と君とは出逢うさ なぜって そういうふうにできてんだ 早く帰ってドラゴンフルーツ食べよう ☆コトバナパラレル「家路」☆

失言

すでに失われた言葉に 群がる阿呆に観る阿呆 ☆コトバナパラレル「失言」☆

原点回帰

もどれない自分へのオマージュ 即席のノスタルジー ☆コトバナパラレル「原点回帰」☆

コネクト

現実味の無い現実が ガードレール沿いに連なっていて 自身の存在を手さぐるように あなたに電話した 留守番電話サービスに接続します そして僕の不在はコーナーにさしかかる ☆コトバナパラレル「コネクト」☆

かえりみて

誰に何をいわれてもかまわない ほどにこころは強くない みせかけるのは割に簡単 良く言えばポーカーフェイス 良く言わないなら仏頂面 持て余す言葉の使いみち 夕暮れの波にさんざめく ☆コトバナパラレル「かえりみて」☆

リビジョン

あの日よりずっと背の高い おなじパームツリーの下で ほころびた永遠を誓い直そう ☆コトバナパラレル「リビジョン」☆

つながり

デバイスなんかなくったって昔から空は繋がっている 誰の何のせいにもしない君のそのつよさが好きさ ☆コトバナパラレル「つながり」☆

多分

多分なんて何の答えでもないと 多分あなたは知っているのだろう ☆コトバナパラレル「多分」☆

遺志

君が覚えていてくれたら十分だ僕の世界がおわるまで 星と星とを結ぶまで ☆コトバナパラレル「遺志」☆

ロストジェネレーション

俺たちが生きて来た時代を 失われたなんて言わせない ここまでの20年も ここからの20年も 世界を未来へ繋ぐ 掛け替えのない時間 ☆コトバナパラレル「ロストジェネレーション」☆

スケジュール帳

空白だらけのスケジュール帳 その気なら簡単に埋め尽くせる 予定なし 予定なし 予定なし なんならぜんぶ 自分自身にアポイントして 目一杯書きこめばいい みすみす逃した幾つものチャンス 軽く見ている空白の重み ☆コトバナパラレル「スケジュール帳」☆

きめない

きめたことよりきめなかったことのほうが 人生を大きく左右してきたことについて そろそろじっくり考えてみたほうがいい それともまさか永遠に生きていくつもり ☆コトバナパラレル「きめない」☆

opportunity loss

加速する気持ちのスピードに 心がついてゆけなくなったとき ぼくは成すすべが無いと言い 祈るにも違和感があったので ただ成り行きを見まもった 過ぎてみればどうということはない 取るべきだった手段もいくつか思いつく 臆病風にふかれるままに 時間を失く…

うらはら

どうでもいいと くちにするとき どうでもよくはない かまわないでと いうときほど たんとかまってほしい うらはらのはらをとりだして そこにならべたら どんなながめだろう じぶんにしょうじきに ひとはなれるものですか わたしにはとても ☆コトバナパラレル…

小さな事から

目の前の小さな事を ひとつずつ解きほぐして 積み重ねていく一年にしたい 手始めに目の前にある光 それは希望の光です 胸を張って言うための 私なりの意味をさがそう ☆コトバナパラレル「小さな事から」☆