水際で

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水際に裸足でたつと
さいしょは傷にしみるけど
次第につめたさに馴染んでくる

だれもいなくなった渚は
この世界の成り立ちを
無言のままにみせつけているみたいだ

きみという人を理解することは
ときに
すくい上げた砂のひとつぶを数えるほどに
途方もなくも思えるけれど

こんどくるときはきみをつれてこよう
この景色ならいっしょに見るのも悪くない