2007-09-20 雨を待つ コトバナ2007 3Q またそうやって無理に笑うんだね からからに渇いた土に どうにか立ってる小さな一輪 風に抗い 空を仰いで水をまつ それが君 太陽は今日を容赦なく ひとつのこらず焼き切っていく それでもいつか その頭上に雨は降るだろう かなしみもいつか その腕の中で終わるだろう それはかならずやってくる 仮に君が望まないとしてもだ 今は何ひとつ問わずに 君に降る雨を僕も待とう 君の喉が再び潤い また唄い始めるその日を待とう だがその雨に気付くのは 僕ではなく 君だ