あの日の言葉

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この痛みを識らない人に何を言われても
平気だと答えていよう
幸せだと応えてやろう
ずっと思ってきたこと

自分についた嘘

嘘はつきとおせば真実になると思ってた
強がりの背に貼りついたヤスリで
すりへらしていくものに 目をむけずに

                   
あの日の
きみの言葉は優しかった
気にするなよとか 自分に正直にとか
そういうことじゃなくて

いきていくことの暗やみは
特別に僕に用意されたものでなく
いきていくことのよろこびも
特別に僕に与えられなかったものでなく
なにかをひとつずつ選んできたことの結果

あの日の
きみの言葉が痛かった
そして嬉しかった