記憶色

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記憶には色がついていて
急激に色あせてしまうものと
そうではないものがある

こころはどうしてこうも
気分ってやつに左右されるんだろう
                 
ゆうべのばか騒ぎとは
人が違ったみたいな今日の自分               
鳥肌が立つほどつめたくて
さみしげなふたつの手のひら

君にさわっていたときの               
愛情も欲求もないまぜの
あのわけわかんないくしゃくしゃの思いって
どうなっちゃったんだろう

なにをしてもしなくても
残る色は残っていくんだろうに
焦りは耳の中だけで音をたて              
せつなさに変換されていく