試験会場

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何もない町だとおもった
ごはん食べるとこ探せなくて
スーパーでおにぎりとお茶を買う

そぞろ歩く人々の後をつけて
たどり着く休日のキャンパス
別の棟では英検もあるらしい
続々と行く制服の謎が解ける

80分のマークシート
「時間は40分を過ぎました」
まじで?まだ3分の1
あとは埋めるので必死
お茶を飲み過ぎたのも失敗
帰りはひどい雨風

ひと駅越した乗り換えのホームで
町をファインダーにとらえてみた
何もなかったということもない
まあそれなりに色々あったかも

僕が終始落ちつかなかったのは
決して町のせいでなどなく
僕が心を開かなかったせいだった

もう行く用はないけれど
もしも機会があるのなら
すこし時間をかけてみようとおもう
そのときは晴れてるといいな
 
時が雨に流されてゆくこの場所で今日
だれかはだれかに出会うのだろう