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無期限の約束をまちながら
またひとつ夏を台無しにした
かかとが記憶した焼け砂の温度

とっておきのくちづけが
とったままになりそうで
すずしい朝に泣きたくなるよ

両手すくい上げた砂の粒
僕を構成するすべての細胞
ここに有るという幾億の破片
引き返せない波音