ほんとうは何も過ぎてはいかない 何も失ったりはしない この手のなかに今あるもの それとかつてはあったもの 根拠もない不確かな所有感 ずっと考えていた ひとは生きているうちに見たものや経験を 憶えたり忘れたりをくりかえすのに 記憶は途切れ途切れでも …
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