雪の路(みち)
雪の路をふみしめて歩く
ふたりはまるでひかりのようだね
白いつぶが肩にひらりと消えていく
長い長い冬の途中で
きみに出会えたことは
ぼくのいちばんの誇りだから
ただ手と手をとりあって
あるいていく このよろこびも
雪雲のむこうに
ゆうべまでは星があったのに
もうなにもみえないから
ただ手と手をとりあって
雪の路をふみしめてゆく
あたたかなその微笑みは
ぼくにつもる雪をとかしていく
雪雲のむこうに
ゆうべまでは星があったのに
もう きみしかみえないから
どこまでも どこまでも つづいてゆけ