相変わらずの僕ら

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僕と君とはあまりに似過ぎて
同じものを見つめて
同じものを見逃した

恋人以上とか未満とか
言葉にするとばかに陳腐で
帰り道分かれる駅のコンコース  
初めて向き合った眼差しを
僕らほとんど同時に逸らした
                        

それから何年 何度も間違ったのに
気がつけばいつも元の距離
不思議と言ったりやっぱりと頷いたり

惹かれあった笑顔の
ほんとうの理由は今もしらない
僕らがここにいることの意味も
けど明日があればまた始まればいい
いっぱい間違えればいい