恋文
時節の挨拶のそのあとに
言葉をどう継げば良いものか
いつまで余白のあなた宛て
今日も書きかけの一日に
筆をはさんで置きました
今日も書きかけの一日に
筆をはさんで置きました
夢の中では自由に綴り
上手にかたちにできるのに
朝にはきっと消えてしまう
上手にかたちにできるのに
朝にはきっと消えてしまう
この想いを名づけるのに
避けようはないのでしょう
恋というたったのその一字
避けようはないのでしょう
恋というたったのその一字
夜ごとあなたという存在は
私の胸を占めてゆくばかりです
私の胸を占めてゆくばかりです