空は空

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長い雨がすぎたあと
空はいっそう青々として
痛くて見ていられなかった

誓いの空
嘆きの空
果たせない約束
すべて同じひとつの空

どのみち逃げることなど出来ないのに
意識はそれを避けようとしている

何処まで来ても空は空
何処まで行っても空は空

確かめるため僕は目を開ける
歩きだすため僕は言葉を刻む

「しかし、それは僕の空だ」