イン・タイム

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綴じ込んだ時の中に
写りこむあなたの記憶
いとしさとやさしさが
半分のこころをみたしてゆく

携帯電話にはりついた
高野槇の松脂を
爪で削り落としたら
涙が溢れてとまらない

わたしはいまも
あなたとともに生きている
嵐のあとの晴れた昼間
わたしは信じることにきめた