ダメージ

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朝の訪れを もう何日も待ちぼうけていた

君はいくつもの夜に避難所をみつけて
偶然に腕の中におちてきたぬくもりに甘え
自分の心を誤魔化しているうちに
僕が待っていることなど 忘れ去ってしまったんだ

そんなにかんたんにあきらめて
もうどうでもよくなっちゃったなんて
どんな神経で僕に言えるんだろう

君の言う小さな水溜りに心を投げ入れて
深く沈んで行く僕が見えているんだろう?
だったらどうして 君自身を擦り減らすようなやり方で
僕を踏みにじるんだ

逃げれば 誰も傷つかないと君は言った
これまで何かに傷ついたことなど
いちどだってなかった

今では
有形無形のあらゆるものに傷つけられている