If I were a giant

巨人になったら電線であやとりしようと決めている ☆コトバナパラレル「If I were a giant」☆

エブリデイ

君のあたりまえでありたいと こころからおもいます ☆コトバナパラレル「エブリデイ」☆

attention

スピーディに物事が動く局面で ググっている余裕なんてないよ 電源をお切りいただくかマナーモードにご設定ください ☆コトバナパラレル「attention」☆

レトロ

なつかしくもないのになつかしいと想う 真偽のほどは別にして そうして平和に時が流れるのはいい ☆コトバナパラレル「レトロ」☆

けいかく

42こ入りのモナカの箱を差し出して 水なしで全部食べたらゆるしてあげると言うつもり 制限時間42分 箱は2段重ねになっていて はんぶん食べれたら 次の段には紙が入ってて オレンジ色のマジックで 大きくバーカ 小さくスキ とかいてある ☆コトバナパラレ…

かくざとう

真っ白でかくばった角砂糖のきみ 端っこ全部かじって てのひらで転がしたくなる 蟻が沢山くるじゃないのって まじめな顔して言うものだから さいごの一片を ぼくはかじり損ねて こんなにも時が過ぎて ☆コトバナパラレル「かくざとう」☆

cord

行動の美しい人に憧れて うわっつらだけコンプライ 挙句ひな形エクスプレイン 君の瞳で揺れてた海の幸 あるまじきアルマジロ つまはじきいまが時期 マジマジマジでましですか すかすかすがすがしきSKY リチャード・パーカーは虎でしたが 公正妥当な訳をさ…

Still don’t know what I was waiting for ...

急に違う人間になろうったって むりなんだろうけど 試してみるのはいいんじゃない 待ってる時間があるくらいなら ☆コトバナパラレル「Still don’t know what I was waiting for ...」☆

もういちどなんてないよ いつもぜんぶ新しいんだ ☆コトバナパラレル「初」☆

恋の行方

言葉にできない言葉を いくつもいくつも抱きしめて あなたがすべてと言ったあなたの心が遠くなれば まわりのすべてがあなたの破片 見つめることができないならば この恋は何処へ行くのでしょう鏡は何も知らないのです 何度も何度も尋ねました だけも何も答え…

100均にある

どうしても理由が要るのなら 100均ショップで買ってくりゃいいんだ いい考えだよ そうしなよ 2号線沿いTUTAYA前にて待つ。 ☆コトバナパラレル「100均にある」☆

たとえ見えない想いを捨てるにしても 相応の手順が必要だったのではなかろうか ☆コトバナパラレル「痕」☆

砂漠はどうなりますか

砂漠はどうなりますかと声がして 砂漠はどうなるのだろうかと案じる どうやら差額の話のようですが どうにも右脳はアラビアンナイト 長い窓口の列を待ってようやく 国際郵便切手の使用方法をきく 砂漠は一体どうなりますか 併せて訊ねてみたいお昼前 お蕎麦…

負けない

希薄な望みであっても それは希望とよべるのだ 絶望的かもしれないが 的は外れることもある 負けない ことばには 決して 負けない ☆コトバナパラレル「負けない」☆

おかげで

おいしいものをたべると しあわせな気持ちになるよね おなじ想いと気づいた あなたのおかげで 時々生きることがわからなく おそるおそる あなたをみたら いつもとなりで ほほえんでいた やさしい気持ちを 見つけたんじゃない 思い出したんだ 幼い日々からつ…

とりいそぎ

先を急ぎます故 今はあなたと出会えませぬ どこかの未来でいずれまた ☆コトバナパラレル「とりいそぎ」☆

代診

「ウニが付いていますね。」と内科医は言った。 確かに痛いはずだ。あのイガイガした奴が喉にくっついているのだとしたら。 私には普段以上に自覚症状を説明する必要があった。 あゆみ先生にだったら、いつものですと言えばいい。 それは見慣れぬ代診の内科…

残暑

あれだけ何度も越えてきたのに 正しい夏の終わり方を知らない 日焼けの跡に恋の跡 目には見えない別の跡 ひりりひりつく残暑です ☆コトバナパラレル「残暑」☆

忘れない色

とくべつな色 艶やかな色 僕が忘れても 夏が憶えてる ☆コトバナパラレル「忘れない色」☆

ひとやすみ

いつだって時間に追われて 過ぎた季節を惜しんできた 胸の引き出し いろんな色した何か ぎゅうぎゅうつまって開けれない 衣替えをしないとね 月曜着ていくシャツもないから 取っ手がはずれた衣装ケースと たんすの引き出しまぜっかえして 放心 まあいっか ひ…

april wise

嘘を言っても許される日があるのなら 本当のことを言って赦される日があってもいい ☆コトバナパラレル「april wise」☆

夜読書

こんなに静かで長い夜は 本のページをめくる音が 遠くからくる爆音のよう 君に会えなくなるなんて 気圧が胸を押しつぶす しきりに気にかけてたのは 話の核心などではなくて 君には君が一番大事で 君にとっての僕は何だったろう 書いてないあとがきを覗き見る…

Now all I need

信号待ちのショウ・ウインドウ だれかの顔が映りこんでる ソンナコワイカオシナイデクレヨ そう呟いている僕はどちら側? ご親切な連打のホーンを合図に ブレーキペダルの足をよけたら アルミホイールの一回転ごと 馬鹿馬鹿しさが巻き上がる ゆずれない気持…

早期ペイン

足もと散らばる木蓮の 褪せた花びらよけながら 届かない言葉を繕った 浮き沈み逡巡する思い 同じ音をめまぐるしく繰り返す 傷ついたコンパクト・ディスクみたい いつか すべては消えるとしっている かなしみもおわるとしっている 不可避な現実 ただ何も それ…

両の足が棒になるくらい 泣ける場所を探してみたけど 街は思いのほかに狭すぎて おまけにわざとらしいくらいにいつも通りだ ツララみたいな手摺りに顎をのせ 快速列車の速度を眼ではかる 痛いのはほんの一瞬 両手でぴしゃと頬をはたいて すいこまれる熱を遮…

ちかいます

ちがいます ちかいます ちがいますと ちかいます ☆コトバナパラレル「ちかいます」☆

所望

「おまえのほしいものをひとつだけやろう」 といわれたらなにがほしいだろう とりあえず考える時間がほしい 「おまえののぞみはかなえられた」 ☆コトバナパラレル「所望」☆

希薄

最後と決めたけど最後だろうか 最後を自分で決められるのだろうか 何があっても認めないことはできる つめたい雲の上でだれかと うすい空気と命をともにしながら 信じる根拠を手探っていた ☆コトバナパラレル「希薄」☆

普通のこと

普通だったことは もう取り戻せない 普通ではなかったと 気付くための術は いつだって遅れて手にはいる おはよう 何度も言えないかもしれない おはよう おはよう こっちをみて ☆コトバナパラレル「普通のこと」☆

また始まっている

感動的な最終回 衝撃のラスト・シーン あっと驚く大どんでん返し 予告され押し付けられようとする 物語の謎 秘密 それにXXX 僕は逃げだしたくなって 耳を塞ぐ 目を閉じる 息をとめる くるしくなる 息をすう CO2から逃れ逃れたそのさきは みちしるべのない…