あのひと

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胸のおくの囁きをきいた
満ち足りた月が滲んでいる
ひとりでこうして
ここにいるのは簡単だった
 
つめたい壁に手をかけて
音符と音符の間をかぞえる
隠されたドアをみつけるまで
終わりようのない夢なのに
 
あのひとの微笑み
凍りついた場所が溶け出していく
遠くそして想い出もない
あのひとがこの胸を
こまらせている
 
 
 
☆コトバナパラレル「あのひと」☆