2008-01-01から1年間の記事一覧

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時の流れに抗えないなら 目一杯 生きていくしかないじゃないか 僕は行くよ 最期のためじゃない 始まりのひかりをみつけに

正しい角度

地球はまるいのだから この角度が正しいって 可能性もあるわけで はて 正しさって何だっけ イメージなのかもしれない

A part of ...

或る日のあなたの歌声に 誘われて行く波打ち際 地球の裏側まで 透けてしまいそうな渚 ここで幾千幾億の いのちがうまれて きえて 砂になりました 水になりました いきていくことの輝き 信じることができたとしても 答えは訪れないでしょう いきてきた時の瞬…

マーマレイドジャム

ぼくの内部に繋がった スパイラルダクト 保冷材は剥がれてて なまぬるい痛みが流れ込む 結露で滴るうすい血のあと 手暗がりでとりだした マーマレイドジャム 甘いの 苦いの ひび割れに 塗りこんでみようか 蓋がすべってひらかない せつないような ほっとする…

気掛かり

季節の風がはこんでくる 傷口を撫でる優しさ かわらずにいることを ゆるさない厳しさ 今日のつめたい風はどうだろう 君が凍えていないか気掛かり

幾度となく選んできたわかれみち 渡ったばかりの橋は焼け落ちた 一分時を戻せたら 掴んだかもしれない幸福 あるいは炎に巻かれてそれっきり 泡立つ心を制し次の一歩を模索する 目前に拡がるけものみち 時間はたっぷりあるようで こうして迷う間にも次々失っ…

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確定した事実を 語る言葉がみあたらない 夢よ醒めないで 嘘のままにしてほしい

秘密

あなただけにうちあけた 17才の夏の秘密 それは僕の頭上にただ浮かぶ うすぐらい雲となるだろう 降り注ぐがいいのだ 忘れ去られるくらいなら 遠ざかっていく灯火を みまもるだけのつめたい夜に

予感

その予感に顔を背けていたかった

自由の翼

旅の用意もしないまま たくさんの苦しみと 人々の涙をひきかえに わたされた自由の翼 私の知らない幼いあなたが 手をひく父を見上げて 微笑んでいる 優しい笑顔をとりもどしたね いってらっしゃい はばたくあなたを 私たちみんながみまもっています

10years

十年の歳月は思った以上に あらゆるものをかえてしまったが いまでも守られている 君との約束 遠い未来だった今日 振り向けばずいぶんと歩いてきた いろいろあったね いろいろあった 支え合った日々 こわれそうなときだって 運命なんて知らない 新しい扉も …

みず

花がみずを吸うように あなたが からだじゅうに 沁み込んでゆきました

プロセス

負けの言い訳であってはならない 決して

事実と真実

事実はひとつだけ 真実はひとのかずだけ

こんな痛みのために

こんな痛みのために 生きていかなければならないのですか ふだん信仰とは無縁の私が その名を容易く 口にすべきではないのでしょうが 父よ むこうで祈りを忘れましたか あなたが生涯かけて祈った神が わたしたちを苦しめています

きみたちがいて

ツルやカエルのおりがみを 両手をあげてよろこんでくれた みんなも笑顔だった ゼリーものこさず食べたって ありがとう きみたちがいて 言葉を探す必要なんて なかったんだね

嘘であればいい

気持ちの収まるところがわからなく 起こらなかった奇跡を責めている 正しい言葉なんて聞きたくはない なにもかもすべて嘘であればいい

hear

せかいにみみをすましていれば やがてむこうから かたりかけてくる ふっ とこころにわいた やさしいきもちを わすれないでいよう きょうといういちにちを いつまでもおぼえていたい

てのひらのいのり

記憶のむこう 幼いわたしは 柔らかいあなたの腕にいた 涙ひとつぶに映っては落ちる もう還れない陽だまりの日々 過ぎていく時間は残酷に 命の灯りをかき消していく ちからのない温かなてのひらを いつまでも握りしめていたかった 優しいあなたがなぜこんなに…

悲しい青空

雨のあとの湿ったあおぞらが こんなにも悲しいなんてしらなかった あのひとのこころは晴れないでしょう 泣くのにはぴったりすぎる海でした

sometime

忘れようと割いた時間に 繋がりをみせつけられていく 背中に孤独を見つけあい 夢で口唇奪い合い 未だ溜息の中のふたり 出遭う明日はいつの空 永遠よりも遥かなプリズム

ポッキリ

知らないっていうことは ある意味最強だよ わざとなら取り付く縞もある ひとりで土俵にいることに 気づいてしまった帰り道 純粋な人には勝てない 勝とうとするからかなわない 僕が君に折った骨 明日の朝にはたちまち 野草の露と消えるだろう

そのかわり

どうしてあなたは あなたなのでしょう ここにいないという 存在感 寂しい夜にと託された Silver Heart の鈴の音が コレッキリ コレッキリ に きこえてしまって 泣いた どうしてあなたは あなたなのでしょう ここにいるという 願いと嘘 そんなはず…

アイコトバ

果てない恋のはじまりを 甘えた声で歌ってよ 月が魔力を消すまえに 抱きすくめてキスをして きかせてよ こころを溶かす合言葉 胸に滲んだうすい血で しだいに染まりゆくロザリオ 誓いの裂け目撫で合って すきと囁いてキスをして 濡れた言の花咲き乱れ 君の果…

ここにいる。

ここにいる。 こころにいるよ。

秋の味覚

花蜂も 秋の味覚に 胸躍る

echo

さようならも告げず 去ってしまったあの人に 心を砕くのはもうやめる ひとりよがりのトクベツを 勝手に信じた僕の落ち度 交わしたはずの言葉たち 無造作に足元ころがる あかりのきえたスタジアム 君がいないのは寂しいよ やっぱりね やっぱりさ 絞り出す声 …

デリケート

強がるほどに繊細にみえてしまうんだよ

depth

言葉のむこうにヒトを視ぬなら 言葉に傷つき往くほかになかろう

pair

むかしはここにいたふたり いまはこころにあるひかり